台湾 龍山寺にて
もう台湾旅行から１ヶ月も経過していると思うと時間の流れは本当に早い。
台湾はほとんど廟巡りに時間を費やしたけれど、台湾のみんなの信仰心の高さには驚いた。
老若男女、本当に多くの人が参拝していた。
参拝の対象は三国志の関羽から、孔子、はたまた神様の月下老人まで様々。
宿が近くにあった行天宮は毎日参拝したのは良い思い出。
朝も昼も夜も人がいっぱいいて、みんな真剣に願い事をしていてその姿をただ見ているだけで時間を忘れることができた。
廟に訪れてずっと疑問だったのだみんなが投げている木製の三日月型の物体。
それがボアボエィ。
何日目かに行った龍山寺にて説明書きがされていてわかったことが両方裏だと願い事が叶うとのこと。
俺だったらぽいぽい投げまくって裏が出るまでただひたすら投げ続ける、なんてことをしてしまうけれど台湾の人は違った。
一回一回投げるたびにしっかりの祈るのだ。
１０秒くらい祈る人もいれば、５分近く祈ってやっと投げる人も。
長く祈った人ほど裏が出ないという状況を目の当たりにしていたたまれない気持ちになったことも。
きっと長く祈っている人は神に祈る前に相当な努力をしているのだろうと思う。
最後の神頼みとはこういう人が初めて使えることなんだと痛感した。
自分にはそこまで祈ることがあるだろうか。
なんだかんだで一番痛感したことはこのことか。
今もそれは見つからないけれど。
