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In to the wild

2012年2月12日 久里浜(神奈川)から金谷(千葉)へのフェリーを使うツーリングをした。
前日はコーヒーの飲み過ぎのためよく眠れずツーリングはやめようと思ったにも関わらず、きっちり6時半に起床。
起きたからには行くしかない。寒い中ただひたすら久里浜を目指した。


天気は快晴。
金谷行きフェリーではカモメが飛び交い、カモメたちに餌を与えるこどもたち。
なんと充実した船旅なのであろう。
金谷港へ到着後は鋸山へ直行。


Mt.Nokogiri is the most popular mountain in chiba.


鋸山はこどもの頃に行ったらしいが全く記憶にない、全く。
スズメバチに襲われたのが鋸山だったのか。それとも成田山だったのか。
どちらにしろ千葉の山は危険だ、ということだ。
鋸山は山というより寺だ。
どこに行くにも階段、階段、また階段。
追い打ちをかけるようにさらに階段。
すべてのスポットを廻るのに2時間もかかってしまった。
巨大大仏はなかなかの見物であった。

ツーリングの目的は鋸山に行くこととフェリーに乗ることだったので、午前中で目的は達成。
こうなるとあとはひたすらバイクでどこまで行けるかチャレンジ。
とりあえず進路を南へ。
ここからはひたすら走る。無心に走る。
そして風邪を引く。
夕日を見ながら気持ち悪さに耐え、フェリーで久里浜へ戻る。


そこから本当の地獄だった。


肉体の衰弱、そして猛烈な寒さから握力が低下しクラッチが重い。
何度バイクを捨てて、電車で帰ろうと思ったことか。
そして2時間半近くかけてようやくの帰宅。
熱にうなされ、意味不明な幻想にとらわれた。
このとき二度と冬にツーリングなんて行くか!と思った。


しかし、「荒野へ」(ジョン・クラカワー著)を読了後は
不思議と冬のツーリングへ繰り出したいという気持ちが芽生えてきた。
なぜ人は不自由という名の自由に憧れるのであろうか。
その憧れが薄れた時、人生は新しいステージへ移行するのであろう。
移行するのであって、それは進化でも退化でもない。
そう思いたい。

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