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ふと思い付いた「evernote使ってみんなでブレインストーミング」

evernote
「第二の脳」と言われ、私も利用してます。
今は個人で使っており「ノートブックの共有」なるサービスは未知の領域。
世間一般ではどの程度「共有」というサービスを活用しているのかわからないけど、
ふと利用法を思いついたから忘れないうちにblogにアウトプット。


と、その前に私個人ではどのようにevernoteを使っているか。
現在の運用方法は色々なサイトで紹介されているような方法で特筆すべきものはないんですけど、
一応本題入る前にご紹介。
そんなの知ってるよ!って人はささっと飛ばしちゃってください。

【個人編】evernote使ってGTD

個人で使うにあたって基本となる考えがGTD
これにプラスαして色々カスタムしていきます。
GTDって何?っていう方はwikipediaなんかを見てみてください。
しかしwikiを読んだだけじゃ何が良いのかさっぱりわからないと思います。私がそうでした。
GTDはやってみないとわからない。
気になった人はとりあえずevernoteじゃなくても紙とペンあればできるからやってみれば良いと思う。


とはいえ紙とペンじゃかなり大変だと思うのでevernoteの具体的な使い方の紹介。

とりあえず頭の中に浮かんだものを入れる箱を作る

他のサイトで紹介されている「inbox」ってやつですね。
作り方は新規ノートブックを作成し、名前を「00inbox」に。
名前に「00」と付けるところが使いやすくするためのポイント。
00と付けることで意図的に「00inbox」をノートブックリストの一番上に移動させます。
いっぱいアイデアが入っている箱は下にあるより上にあった方が良いでしょ?って理論。
よくわかんなくても「00inbox」と付ければ問題無い!はず。

この箱にぽいぽいアイデア入れまくります。
イデアという表現は正しくないのかも。正しくは何でも入れる。
やらなくちゃいけないこと、思ったこと、食べたいもの、行きたいところ、覚えておきたいこと。
なんでもおーけー
今はなんでもないことが未来に役立つことがあることを信じて。



色々outputして情報が蓄積されたけどこのままじゃ宝の持ち腐れ。
次に仕訳を行うための箱を作ります。

仕訳するための箱を大量生産する

inboxにいっぱい蓄積された情報も仕訳されなくては真価が発揮できません。
なので、仕訳をする箱(ノートブック)を大量生産します。
以下、私が使っているノートブック名一覧。

  • 01project
  • 02nextaction
  • 03カレンダー
  • 04いつかやる
  • 05連絡待ち
  • 06終わったこと
  • 07資料
  • 96bookmark
  • 97picture
  • 98twit
  • 99diary
  • Noteshelf
  • バインダー

01project〜07資料:GTD関連
96bookmark:webクリップを保管する箱。
97picture:写真を入れる箱。全く利用していないです。
98twit:アイデア等々を入れる箱。
99diary:日記を入れる箱。日記というより一日何をやったかを記録する程度です。
Noteshelf:iPadアプリ「Noteshelf」のデータを入れる箱。というか、勝手にこの箱に転送されちゃいます。
バインダー:デジカメ等々を使ってスクラップブック・給与明細を保管する箱。

と、これだけ用意をすればとりあえず大丈夫。
GTD関連はGTDのルールに則って仕訳して、それ以外は自分のお好きな箱に仕訳。
仕訳を怠るとinboxが溢れて大変なことになり習慣化を阻害する要因になります。
なので一週間に一回はinboxを空にすることを心がけると良いそうです。

とりあえずこの2ステップだけ行えば情報が蓄積されてる!って実感できる気がします。
しかしこのままでは自分としては重大な欠点が。
それは
見返すことが難しい

そこで次のステップ。
そのときの気持ちを記録する「感情タグ」の登場です。

感情タグを使って、感情を記録する

evernoteには「タグ」という機能があります。
この機能を使ってノート一枚一枚に感情を与えることができます。
以下私が使っている感情タグの一部。

.やる気でる!
.ふーん
.実践!
.食べたい
/おいしかった
/また行きたい

他にも色々あるけど、感情タグはみんなが好きなように作れるから自分の気持ちをタグにしてみてください。
あえてビックリマークを使うことで活き活きと見せようとしてます。
あと感情の前に「.」とか「/」を付けてますが、これはタグをグループ化する意味があり
「.」=感情、「/」=経験したことに対する感情ってことに定義してます。定義といっても相当曖昧ですが。


で、この感情タグをノートにつけることでどうなるか。
例えば「.やる気でる!」タグを検索すれば、自分専用のやる気を出させる名言集が抽出されます。

他にも色々活用法があると思います。
なんにせよ自分の感情をノートに付与することで情報の価値が増大します。
よかったら実践してみてください。

※タグを使った43フォルダーズも実践してますが今回は割愛


以上、個人編。
明らかに「みんな編」よりボリュームが多いことは気にしない。

【みんな編】evernote使って、みんなでブレスト!

さていよいよみんな編。
ここまで引っ張っておいてすでにみんなやってることだったらしょぼん。

まずブレストとは会議方式のひとつでブレインストーミングの略。
このブレストの定義は以下の通り。

  • 判断・結論を出さない
  • 粗野な考えを歓迎する
  • 量を重視する
  • イデアを結合して発展させる

*1

ここで自分のブレストに関する思いを。
ブレストって「批判してはいけない」っていう言葉が一人歩きしてる気がするんだよね。
実際、ブレストをやるとルールだからみんな批判はしない。けどみんな適当に聞き流してそれでおしまい。
みんながみんな聞き流しているわけじゃないと思うけどそんな気がしてならない。
本来は他人の意見に対して批判的に考えるのではなく「なぜそういう考えをするのか?」という思考を巡らせることが目的だと思ってるんだけど違うのかな。
この「他人の思考回路を知る」という目的を失ったらブレストなんて、ただの意見のぶつけあいにしかならないと思う。
しかもぶつける相手が全く感情的反応をしない透明人間。
喧嘩するより生産性がない行動。
透明人間っていうのは極端な言い方だけどそういう感覚に陥ったことはある。
私も悪いのかもしれないけど。


感情的になるのはこの辺でやめといてリアルに行うブレストで思いつく問題点。

  • 会議時間という時間の制約
  • 話苦手な人が参加しづらい
  • なんだかんだで発言力が強い人の意見に集約しやすい
  • 議論の過程が振り返れない

この問題点達。evernoteを使って全部解決できる気がするのです。
以下、実践してないので効果はわかりません。私自身が実践する予定もありません。
実践した方がいたら教えてください。

共有ノートブックの作成、もしくはプロジェクトチームで1つのアカウントを取得する

後者のID1つを複数人で使って良いのか謎です。利用規約をちょっと見ましたがわかりません。
とりあえずやりたいことは個人編で紹介した「00inbox」に全員のアイデアを蓄積させたいだけです。

イデアを一つの箱に集約させる

一週間くらい猶予を与えて各自のアイデアを共有ノートブックにがんがん蓄積させます。
なんでもかんでも蓄積。蓄積させる際に匿名にするか否かは好きで良いと思いますけど、匿名で良いじゃないかな。
このとき個人がoutputだけでなく、他人のoutputを自分にinputすることを心がける。
そして「自分の意見」と「他人の意見」を自分の心の中でクラッシュさせて、さらにミックスして、より高位なoutputを作り出す。
クラッシュさせるときに感情的になってしまうかもしれないけど
今は議論の場じゃないから電車の中や自宅にいるときにゆっくり吟味できるはず。
あと、twitterみたいに他人のoutputにコメントできないから自分にinputするだけ。
わざわざ他人の意見にevernote上でコメントする必要はありません。これ重要。

集まったアイデア達をみんなで仕訳

集まったアイデアをリアルな会議で仕訳する。仕訳方法はプロジェクトによって色々だと思うので割愛。
事前にみんなのアイデアを把握しているから会議も若干スムーズに行くのではと目論んでます。
事実はそんな簡単じゃないとわかってますが、ちょっとでもスムーズになれば良いかな。

ノートにタグを付与する

全部のノートにタグを付与するのは相当面倒だと思われるのでプロジェクトを行う上で重要な点だけタグ付けすれば良いと思います。プロジェクトの存在意義、目的、目指す方向性、忘れちゃいけない信念等々。
長いことプロジェクトやってると何が目的かわかんなくなっちゃうからそれを予防できるはずです。
目的がよくわからないプロジェクトなんて続ける価値ないですから。


思いついたことは以上です。
ようするに「個人」でやってたことを「みんな」でやるだけです。
これだけで従来のブレストよりも良い結果が出るんじゃないかと思う。

もちろんevernoteに保存しているおかげでアイデアは共有知として蓄積され続けます。
これにGTDを組み合わせればプロジェクトをまわすこともできるでしょう。
さらに写真なんかもアップすればプロジェクトの思い出帳にもなります。
プロジェクトが終わったらみんながプロジェクトの感想ノートを作成したりしたらあとで読み返すのが面白そうです。

残念ながら私自身実践する予定はないですが
blogを見て興味が湧いた方はやってみてください。感想お待ちしています。

*1:wikipediaより引用